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太田順一 ものがたり ものの語りに目をそばだてる

開催終了 2022.08.11

開催日: 2022.8.27(土)ー2022.11.6(日)


 
上/「遺された家」より
中左/聖遺物 中右/化外の花
下/ひがた記
 
<ギャラリートーク>
8月27日日(土) 午後2時~
 
太田順一(写真家)× 百々俊二(写真家・当館アドバイザー)
※申込不要・観覧券必要

 
太田 順一(おおた・じゅんいち)
1950年 奈良県生まれ。
早稲田大学政治経済学部中退 大阪写真専門学校卒業。 
<写真集>
『女たちの猪飼野』晶文社
『ハンセン病療養所 隔離の90年』解放出版社 (写真の会賞)
『化外の花』ブレーンセンター (日本写真協会賞作家賞)
『父の日記』ブレーンセンター (伊奈信男賞)
『遺された家』海風社(写真の会賞)
『ひがた記』 海風社 (さがみはら写真賞・東川賞飛騨野数右衛門賞) など
<著書>
『ぼくは写真家になる!』岩波書店
『写真家 井上青龍の時代』ブレーンセンター
 
<太田順一ことば>
二十代の半ばで写真を始めて以来、
私は写真とは人間を描くものだと考え、
モノクロで人ばかり撮ってきました。
しかし、五十になる手前ぐらいから、
中年のウツなのか、人を相手にすることに少々うみ疲れて
〈もの〉〈風景〉に向かうようになりました。
でも私としては、人は写してはいないけれど
〈もの〉〈風景〉に反映された人の営みを撮ってはいるつもりです。
ただ、人を撮っていたときにはなかったプラスアルファを
〈もの〉〈風景〉の彼方に求めています。
それは歴史のようなもの、
写真を撮っている私が消えていなくなっても
目の前の光景は連綿として続くであろうと思わせるもの、
ひとことでいえば〈永遠〉です。
 
『群集のまち』より 2007年

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